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 安全情報

 

 発信日:2007年12月13日

会員各位
(総経理・所長、駐在員の皆様)
 ご家族の方にもお知らせ下さい。

発信:大連日本商工会 広報委員会
委員長 黒田 篤

領事館より、「中国江蘇省南京市における鳥インフルエンザのヒト−ヒト感染疑い例の発生について」のお知らせがございましたのでご案内申し上げます。
 

在留邦人の皆様へ

中国江蘇省南京市における鳥インフルエンザの
ヒト−ヒト感染疑い例の発生について

在瀋陽日本国総領事館
大連出張駐在官事務所
 

 最近(11月下旬から12月上旬にかけて)、中国江蘇省南京市において、相次いで高病原性鳥インフルエンザの人への感染病例2例(1人死亡、1人は治療中で快方に向かっている)が発生しました。

 いずれのケースも家禽類との接触歴が確認されておらず、更に親子が感染したことからヒト−ヒト感染の疑いも指摘されていますが、現在、中国衛生部が感染源等につき調査しています。中国衛生部による公式発表及び当事務所からの注意喚起事項等は以下のとおりですので、お知らせします。

 なお、現在までに中国国内で確認された鳥インフルエンザ感染者は本件を含め27人で、うち17人が死亡しています。

(※世界の高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)発生国及びヒトでの発症事例:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/pdf/03.pdf

1.中国衛生部による公式発表

(1)経過

  (イ)病例1(患者:24歳、男、死んだ家禽類との接触歴なし)

  11月24日  発熱、悪寒等の症状を発症
  
  11月27日  肺炎で入院

  12月 1日  江蘇省衛生部局が鳥インフルエンザウイルス核酸H5陽性、NI陽性を確認

  12月 2日  中国衛生部が鳥インフルエンザウイルス核酸H5陽性、NI陽性を確認同日患者死亡


 (ロ)病例2(患者:52歳、男、病例1の父親)

  12月 3日晩 発熱症状を発症、入院

  12月 5日 江蘇省衛生部局が鳥インフルエンザウイルス核酸H5陽性、NI陽性を確認

  12月 6日 中国衛生部が鳥インフルエンザウイルス核酸H5陽性、NI陽性を確認

  12月10日現在  治療により病状は安定し、好転しつつある


(2)感染源

  (イ)病例1、病例2とも感染源は調査中であり、判明していない。

  (ロ)病例2の感染については、流行病学的な調査によれば、次の可能性がある。

   (a)病例1と密接な接触により感染した
   (b)病例1とともに感染した
   (c)別々に感染した

     しかしながら、この3つの状況については、どれであるかは確定しておらず、2つの病例の
   感染源については、現在深く調査を進行中である。

(3)病原学検査結果

  病例1の標本より分離したウイルス核酸序列分析の結果、ウイルスは禽源性であり、本質的な変異は発生しておらず、人から人へうつる生物学的な基礎は備えていない。

(4)患者と密接に接触した者の状況

  病例1と密接に接触した69名のうち病例2を除いては、異常な臨床状況はなく、現在55名が医学的な観察から解除された。病例2とは20名が密接に接触しているが(そのうち、6名は病例1,2とも密接に接触した者)、現在厳密な医学観察を行っており、目下のところ、すべての密接な接触者に異常な臨床的状況はない。

2.当事務所からの注意喚起事項

(1)本件ケースの感染源は現在調査中であり、現在のところヒトからヒトへの感染は確認されておりませんが、今後の調査結果次第では、中国においてヒトからヒトへの初の感染事例となる可能性も排除されません。

(全世界では、インドネシア、ベトナム、カンボジアにおいて、限定的なヒト−ヒト感染の報告事例があります。)

 仮に、本件が家族内等の密接な接触者への感染にとどまれば、現在のフェーズ3の状態が直ちにフェーズ4の状態になることはないものの、引き続き情報収集等の注意を要します。

(2)当事務所では、今後とも最新の情報の入手に努め、在留邦人の皆様方に提供して行きます(鳥インフルエンザ流行状況が現在のフェーズ3からフェーズ4に移行した際には速やかに情報提供を行います)が、在留邦人の皆様におかれまして、今後とも正しい情報をこまめに確認し、日常生活上で可能な範囲の予防をしていただくようお願いいたします。

なお、外務省海外安全ホームページに「鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」

http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html)を掲載しておりますので、是非ご参照下さい。

(3)日常生活上の注意

(イ)石けんでの手洗い、うがいなどの通常の感染症予防対策を励行すること。

(ロ)鶏舎、生きた鳥を扱う市場や死んでいる野鳥等へ不用意、無警戒に近寄らないこと。

(ハ)ウィルスは加熱(70度で5分間)により死滅します(冷凍では死滅しません)ので、調理時は十分な加熱をし、卵や調理道具は十分洗浄すること。

(ニ)発生地域へ旅行する際は、外務省海外邦人安全ホームページ等で感染症情報等を十分に確認して行動すること。

(ホ)食料、飲料水等の備蓄を行うこと。

(※厚生労働省作成の鳥インフルエンザに関する啓発用リーフレット:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/pdf/04.pdf

(参考:WHOによるフェーズ分類)
○フェーズ3
新しいヒト感染(複数も可)が見られるが、ヒト−ヒト感染による拡大は見られない、或いは感染は非常にまれで密接な接触者(例えば家族)に限定される。

○フェーズ4
限定的なヒトからヒトへの感染の小集団(クラスター)が見られるが、ヒト−ヒト感染は依然限定的で、ウィルスはヒトへの適合性を高めているが、まだ完全な感染伝搬力を有していない(著しいパンデミックリスクを有していない)と考えられる。

3.我が国における検疫強化

 12月9日以降、我が国厚生労働省は、中国からの帰国者について空港等における検疫を強化していますので、お知らせします。検疫の詳細は同省にお問い合わせ下さい。

(1)サーモグラフィー(熱感知装置)等により、インフルエンザ樣症状(38℃以上の発熱、急性呼吸器症状等)のある者を確認。

(2)上記の者については、10日以内に、(イ)鳥インフルエンザ(H5N1)に感染している又は感染の疑いのある鳥と接触したか、(ロ)感染している又は感染の疑いのある患者と接触したか、(ハ)中国江蘇省南京市に滞在していたかを確認。

(3)上記(2)に該当することが確認された者については、H5N1型の鳥インフルエンザの感染の有無につき検査を実施。

(4)上記(3)の検査中にH5型の鳥インフルエンザへの感染が確認された者、又は検査の結果、H5N1の鳥インフルエンザへの感染が確認された者については、治療のための入院措置がとられる。

(関連情報リンク先一覧)

○在中国日本国大使館ホームページ:
 http://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/birdflu_j071210.htm
   (中国衛生部の公式発表及び大使館からの注意喚起)
http://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/birdflu_j.htm
   (中国における鳥インフルエンザの発生状況)

○外務省海外邦人安全ホームページ:
http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars.asp
   (外務省が提供する感染症(SARS・鳥インフルエンザ等)関連情報)
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2007C394
   (中国における鳥インフルエンザのヒト−ヒト感染疑い例の発生)

○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html

○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
http://www.forth.go.jp

○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html

○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/tori/index.html

○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/

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